写　　　　　　真

記　　　　　　　　　　事

平成20年11月27日

日記は��ぢ主人公が天界に旅立ったので終了。

今後は祥瑞美峰大師の記録です。

葬儀の翌日は朝から土砂降りの雨だ���鹿肬銓昭�昭��腫�跚芬就跂胄�齡�綵�蜴絖蒹蜃蔗�屋哀⊂錫昭肬銓�闌闥就０旭案蕩�蝴綵�⊂　暑さ寒さも無く��ぢ総ての病苦の心配も無い世界に行って子供たちの姿を見て居ることだろう。

　大正二年七月十五日 横浜市中区長者町の桶屋 梶山鷲良、トリの長女として生まれた。
未来への夢が大きかった鷲良の期待を背負って色々な習い事をしたが��ぢ女学校を卒業して��ぢ当時としては珍しい洋髪に狙いを定めて��ぢハリウッド美容室のメイ牛山と同窓で腕を磨いた。
結婚して西区西前町に御所山美容室を開き活躍したが��ぢ長男が四歳でポリオに侵されたのを機に廃業した。後にポリオを持ち込んだのは美容院をやっていたからだと言い生涯悔やんでいた。
元気な長男を残して支那事変では甲種合格で徴兵されて行った夫の留守に長男が不具者になったので母の苦しみは測り知れない。
子供時代に関東大震災を経験して地震の怖さを知り��ぢ大東亜戦争では幼い子供を背負い手を引いて焼夷弾で家を焼かれ火の粉を被りながら逃げ回る恐怖も乗越えて生きた母が怖がっていたのは無気力と無知だった。
悪い事をしていないから��ぢ天網恢恢疎にして洩らさずが口癖で人の恨みは買わないが��ぢ天災と無知は怖いと言っていた。
意思ある所に路は開けると信じていて諦める事を嫌った。

●　2008年1月1日
大晦日に娘夫婦が来てくれて記念写真も撮れた。
元旦を六人で祝った後、己代子叔母を迎えに行き、母の実家に年始��ぢ母の弟である叔父は63歳の閏年の2月29日に亡くなった。
我が家は夜遅くまで賑やかに長寿を祝い、楽しんだ。
正月だから草津節を歌ってみた。　娘に足をマッサージされながら息子の歌に合わせて微かに動かす足が嬉しい。

●　2008年1月2日
妹が叔母と娘を連れて さいか屋へ行き、初ドライブを楽しませて貰った。夜は、亡父の祥月命日を静かに過ごした。

●　2008年1月3日
昼は安子叔母が来てくれ��ぢ夜は息子たちも来てくれて楽しい正月になった。
母は首がしっかりしているので、心配は無いようだが、今日も便秘には悩まされている。

●　2008年1月8日
寒さは心配だが、静かな寝息で眠ることが出来ており心配なく経過している。
今日は特別に訪問看護師が来てくれて低温火傷の処置をしてくれて指なども丹念に診てくれた。
明日は医師の往診と訪問入浴がある。

●　2008年1月9日
往診で火傷の薬リンデロンを処方してくれたが、軽いので自然に治るだろうと言われた。
今年初めての訪問入浴もあり��ぢさっぱり出来た。

●　2008年1月10日
今日から老健の予定だったが��ぢ受け入れ先でノロウイルスが流行っているので中止となった。
入所してからではなく��ぢ事前に知らせてもらえて幸運だった。入所後に発生したら感染しただろうし、そうなれば助からなかったと思う。
良かった！ 本当に良かった！

●　2008年1月14日
年末年始で入浴車の回数が減って��ぢ母の背中に縟瘡が出来てしまった。
苦痛は訴えないが可哀相でならない���錫鮠 成人式で浮かれてるテレビを見ながら��ぢ老人には冷たすぎると思って居る。

●　2008年1月18日
入浴車が来ないのは、母がノロウイルスに感染していると間違った伝え方をされたからだった。
ショートステイ先がノロで汚染されているから中止になったと伝えたのだが、ケアマネから入浴車への連絡では母が感染したことになっていた。
訪問介護士にも看護師にも正しく伝わっていたのに、少しのミスで逆の受取り方をした人間が介在した���錫鮠 事実が判って明日は訪問入浴車が来ることになった！

●　2008年1月16日
無事入浴が出来て便秘も治まった。
明日は訪問看護師が来てくれるし、ショートステイも出来そうだ。
便が出れば食欲も出る。顔の艶もよく元気そうだ。

●　2008年1月20日
レクサスジャンパーをせがんで貰ってしまった。
袖からも風が入らない構造で防寒対策は万全だ。
夢の車レクサスの気分で安全第一だ���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年1月24日
母がショートステイなので��ぢ範代が歯医者に行って来た。
留守の間にやることは多い。
一番大変な時に世話をしてくれた高橋由美子ソーシャルワーカーが退職してしまった���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年1月29日
�<.0D=C2先でも��ぢ食欲有り��ぢ意識もしっかりしていたので栄養剤は不要だった。
看護師付きで冷暖房完備で入浴もして貰えるから��ぢ肉体的には望ましいと思う。
今回は十日間だったので心配していたが、元気に帰宅してくれて感謝している。

●　2008年2月5日
食事が進み反応も良くて元気で穏やかだ。
一時心配された食事だが、飲み込みも早くなって居る感じがする���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年2月18日
ショートステイを終了して元気に帰宅した。
食事も順調で便秘もなく、意識もハッキリしていて看護師も褒めてくれる。
動けない、話せないことを除けば、立派に生きる、手本を見せてくれている。
今年の寒さは尋常でないが、負けない！

●　2008年2月25日
往診で血液検査の結果を聞いたが、年齢相応で問題はないと言われた。
細かく数値を見ても、実に健康体だと感心する。
アルツハイマーさへ発症しなければ、メイ牛山を越えて幸せを謳歌出来たのにと思う。

●　2008年3月3日
食欲もあり意識が確りしているので、風邪も引かずに節句を迎えられた。
寝たがらないので縟創は心配だが、座っているのが好きで、良く頑張っている。

●　2008年3月9日
来週あたりから暖かくなるらしい。驚くほどの生命力で困難を乗り切ってくれている母を見ながら、自分も負けてはいられないと思う。

●　2008年3月14日
思いがけなく、「ありがとう」と声を出してくれた。
在宅で病原菌も入ってこないので、風邪もノロウイルスも近付かなかった。
往診の医師も綺麗な年寄りだと言ってくれるが、病人の顔色ではない。
もうじき、桜が咲く。・・三ツ池公園にお花見にも連れて行けるかも知れない。　
宝泉寺の住職がくれたお菓子を食べてくれた。甘茶も飲ませてやりたい。

●　2008年3月15日
背中を支えるだけで座っていられる。夜11時過ぎているのに元気に起きていて、寝たがらない。
歌を唄ってやることが一番の薬だと思う。

●　2008年3月20日
今日は冷たい雨が降っているが、お花見に備えて出張美容師を頼んで、髪をセットしてもらった。
心配事は左足親指が赤く腫れているので明日の訪問看護師に診てもらう。
昔、ハコベを食べた時代があったが、今は幸せな時代になった。夕方、薩摩芋を沢山食べてご機嫌だ。

●　2008年3月27日(木)
ショートステイを終えて元気に帰宅した。
専門の看護師と医師がついて管理してくれるので非常に助かる。
発熱もなく食欲もあるので見た目よりも元気だと思う。

●　2008年3月27日(木)
無事に帰宅して薩摩芋を食べジュースも飲んで元気だったのに、夕方五時ころ急変して41度の発熱で呼吸が荒くなってしまった。
緊急に看護師を呼び医師も来てくれて座薬と点滴で対応してくれたが、感染症だろうとのこと。
今夜は心配だが、氷枕と座薬で過ごすしかない。
朝が待ち遠しい・・。

●　2008年3月28日(金)
座薬が効いたようで、静かに眠れた。
長かった夜が終わり熱も下がってエンシュアリキッドも飲めた。大量の便も出てひと安心だ。
午前中は穏やかだったが午後２時半ころから４０度の発熱で再び座薬を使う。
明日は土曜日、何時も休日に発熱してしまう。
水分補給しか出来ないから体力が心配だ。

●　2008年3月30日(日)
昨日も40度の熱が出たが座薬とセフゾンで頑張ってくれる。店番をしてた母を中学生の時に見ていた元中学生が見舞をしてくれた。
今朝は平熱で目覚め、粥を食べた。
今日一日が元気で平穏に暮らせるようにと祈る。
昼になってまた、発熱して震えが出てしまった。日曜日なので娘もいて心強いが、医師が休みの時だから心配は大きい。

●　2008年3月31日(月)
今朝は4時頃38度の熱が出て呼吸が荒くなったが氷で冷やして夜明けを待った。
午前11時には訪問看護師が来て在宅での点滴をしてくれた。
採血もしたので、特別な異常が見つかると入院かも知れないが、母に痛みや苦痛がない限り在宅で看病したい。
看護師から採血結果の知らせがあった。
胆石からの発熱ではなく尿路感染か気管支感染のようだ。　毎日の点滴をお願いした。

●　2008年4月1日(火)
ビタミン入りの点滴を受けて安定している。
入院しないで良かった。病院では出来ない看護が出来る。これで元気になれれば病人も安心していると言われた。

●　2008年4月2日(水)
早朝四時から発熱して呼吸が荒くなり、落ち着くまでに２時間もかかった。
ボルタレンの座薬を使ってから一時間も落ち付かず 効き目が遅い。
神経内科の医師が丁寧に診察してくれて、血液検査も行った。 ３１日の検査結果と比べて、今日の数値は良くない。　白血球が２万４千に増えて炎症が治まって来ないことを示し、セフゾンが効いていない。 血小板の減少が顕著でＤＩＣ(播種性血管内凝固症候群)が悪いことを示した。
夜、抗生剤セロニードを点滴したが胆石のせいでもなく、肺炎でもなく、尿路感染だろうとのことだ。セフゾンは中止する。
入院しても、今と同じ治療法しかなく、厳しい状況は変わらず、緊急時に延命処置が出来るだけだという。
熱が下がった時に、歌を歌っても良いかと聞いたら「うん」と言ってくれたので、いつもの歌を歌ってみた。
微かに首を振りながら、調子を合わせてくれる気丈さに感謝しながら、幸せの味をかみしめている。
気休めだと言われたが酸素マスクを買ってみた。

●　2008年4月3日(木)
楽しみにしていた三ツ池公園の花見には行けなくなった。
今朝は５時に呼吸が荒くなり、３８度まで熱が上がるのを待ってボルタレン座薬を使ったが、落ち着くのに１時間半かかった。　意識がハッキリしているので可哀そうだけれど嬉しい。
今日も１日、勇気をもって元気に病気と闘う母を尊敬している。
午後から、可愛い訪問介護士と熟練訪問看護師と、初めて訪問の女医が来てくれて、万全の手当てをしてくれた。
点滴も抗生剤のほか、栄養剤も入れて一発で刺してくれた。血管が細いので技術が優れているのだろう。
スポーツドリンクのほか、プリンも食べられて頑張っている。

●　2008年4月4日(金)
一昨日から抗生剤を変更して点滴しているので効き目があったようだ。
久し振りに発熱せずに、静かに過ごせた。
今朝は九時現在スポーツドリンクを２００ｃｃ飲んで、落ち着いている。
昼ごろから38度の熱が出て、油断は出来ない状態に変わりなく、腕や指の硬縮が解けて開いている。
夜、孫とひ孫が来てくれて、アイスクリームも食べた。

●　2008年4月5日(土)
38度の熱では驚かなくなってしまった。　丈夫な心臓と気力があるから頑張れるのか？　凄い！ドリンクは２００ccくらいを飲む力がある。
午後2時ころからセロニードとリプラスを点滴した。
38度台の発熱は繰り返しているが、一日に500cc程度の水分とヨーグルトは食べてもらっている。

●　2008年4月6日(日)
昨夜は38度の熱が出たが夜は熟睡出来て、朝も静かに目覚めドリンクを200cc飲めた。
昼過ぎに38度の熱は出たが、夕方には落ち着いて、息子夫婦の見舞いでポカリの差し入れを受けた。
ドリンクとヨーグルトとプリンで体力維持してもらう。

●　2008年4月7日(月)
夜も良く眠れて、機嫌よく目覚めた。　ポカリは１００ｃｃしか飲めなかったが、証城寺の狸囃しを歌ったら嬉しそうだった。口を覗いたら舌苔がついていたのでガーゼで清拭してから、アイスクリームを食べた。
十時頃、滝本看護師が来て採血をして抗生剤の点滴をしてくれているが、声をかけたら目を開いてキョロキョロしたので驚いていた。信じられない回復ぶりだ。
採血の結果は午後に来た加賀美医師が説明してくれたが、白血球は12000、血小板は25にまで増えていた。
明日からはセロニードの点滴を止めてクラリッドを服用する予定だ。水分だけは1000ccを目標に飲んでもらう。夜カボチャをミキサーにして食べてくれた。

●　2008年4月8日(火)
大雨警報が出るほどの強い雨と風だが、今朝は200ccの水分を飲め、プリンも食べられて安心を与えてくれる。　
午後から訪問看護師が背中の縟瘡を診てくれたが、エアーマットが必要な状態なので早速手配した。　座ることが出来ない上に栄養状態も十分ではないということだ。
今年は天候も悪く時間もなかったので、甘茶を忘れるところだったが、やっと間に合って飲ませる事が出来た。
抗生剤は点滴せず、クラリッドを服用している。

●　2008年4月9日(水)
夜も良く眠れて、反応も良いので縟瘡は可哀想だが峠は越えたと思う。久し振りに目を開いてくれた。
朝からバナナのミキサー食を摂り、食欲もあるので久しぶりに入浴も許可されたが、入浴サービスの会社から今月一杯空きがないとの理由で断られた。
今日で点滴は止めて経口食で体力をつけ、5月28日から二週間のメデイカルクリニックで更に健康診断などをしてもらう。
いろいろなプリンと豆腐も買って来たので、頑張って食べてもらい座れるようになれば縟瘡も治るだろう。

●　2008年4月10日(木)
点滴を止めても大丈夫な回復ぶりだ。食欲が出て、流動食を食べてくれる。
縟瘡治療と防止のためのエアーマットが来たので、少しは楽になるだろう。
夜が良く眠れるので日中は退屈そうにしている。詰まらないか？と訊ねたら「ウン��ぢと肯いた。新学期だし 終日遊んでやることも出来ないので可哀そうだ。

●　2008年4月11日(金)
点滴が終わっても普通に過ごせている。エアーマットの音が響くけれど安眠して朝の目覚めも爽やかだった。
クラリッドは飲んでいるが、今日も一日、たくさん飲んで、食べて回復している。
夜には久しぶりに椅子に座っての薩摩芋などの食事が出来た！

●　2008年4月12日(土)
誰もが信じられない回復を見せてくれる。
今朝も機嫌よく目覚めて座ってエンシュアを飲んだ。
夕食に粥を食べたが咽てしまい、痰が絡んで心配は　朝四時頃まで続いた。
元気に見えても細心の注意が必要だ。

●　2008年4月13日(日)
今朝は元気に目覚め椅子に座っての飲食が出来る。
孫に食べさせてもらって機嫌も良い。
重篤だったとは信じられない回復で喜びは大きい。
量は減っているが、食事を摂れるので力強い。

●　2008年4月14日(月)
点滴より口から食べることが元気の素になっている。8時半に目覚めて既にエンシュアを200cc飲んでいる。
しかし、昼からは食べることが大変のようで口を開けない。一日の量が少ないので、エンシュアに頼ることになるが体力は衰える。

●　2008年4月15日(火)
昨日午後から食が細り、エンシュアがやっとで、プリンもあまり喜ばなくなっている。熱も出ないし夜も静かに眠るが衰弱が心配だ。
三回も重篤を告げられながら乗り切って来たが、その度に体力を失っている。今回も深刻だが、在宅でしか出来ない見守りで家族の絆を確かめ合っている。

●　2008年4月16日(水)
表情は少ないが悟りを開いているように見える。ここまで不平不満を言わずに家族のために頑張れるのは凄い。
歌を歌うと目を開いてくれるが、その力も大変なようだ。
今朝は150ccのエンシュアを飲めたが、尿も少なく、便も出ない。ヨーグルトとプリンの他にも食べられるものは無いのだろうか？
久し振りの入浴で午後もエンシュアとジュースを飲んだが一日に600ccくらいがやっとになっている。
朝比奈を回ってヨーカ堂でプリンと卵豆腐、野菜ジュースなどを買ってきた。

●　2008年4月17日(木)
エンシュアを500cc、ポカリを300cc、野菜ジュースを200ccで合計1000ccを最低目標とするよう指導を受けたが厳しい目標だ。
努力目標として他にアイスクリーム、ヨーグルト、プリンなども食べてもらえるよう頑張る。

●　2008年4月18日(金)
昨夜は痰が切れずにゼイゼイしたが朝には治まって、寝起きにエンシュアを125ｃｃ飲んでくれた。
ポカリスエットとプリンと卵豆腐とアイスなどを少しづつ食べて寝るまでに1000cc近くが摂れた。
口の中を清拭すると、少しづつ飲めるようだ。

●　2008年4月19日（土)
夜は静かに眠れて、朝は久しぶりに良い便が出て、エンシュアも200cc飲めたが、１０時頃３９度超の熱が出て訪問看護を呼んだ。採血の結果、数値が悪いので、往診を受け　金野竜太医師の診断は肺炎の疑いで血中酸素が低いので入院を勧められたが、帰宅の可能性が低いと言うので在宅を決意した。夕方滝本看護師がネプライザーを持って来てくれて範代と優子が痰の吸引を行った。
クラリッドとカロナールを服用して様子を見る。
抗生剤の点滴などは出来ないと言われた。
在宅で酸素吸入が出来ない法律も変だと思う。

●　2008年4月20日(日)
昨夜は孫と一緒に寝て夜中に吸引もしてもらった。
緊急入院を勧められたのが、嘘のように落ち付き、昼前に450ccを飲んで元気を見せている。
目を開けて、問いかけにも反応がある。
母も頑張るが娘も頑張ってくれる。周囲の助けがなければ出来ないことを知ってくれて、我が家族のために良くしてくれる人たちに感謝をする。

●　2008年4月21日(月)
夜中に痰が絡んでいたが、朝の目覚めは良く寝起きに200ｃｃを摂っている。
クラリッドを飲ませ、栄養をつける努力をしているが、姪からお汁粉が送られて来た。気を使ってもらえて有り難いことだ。

●　2008年4月22日(火)
昨夜は安眠出来て今朝は反応も良かった。食後に痰が絡むので、日に1000ccは楽ではないが、一生懸命努力していく。　汁粉を200cc飲めた。

●　2008年4月23日(水)
水分補給が大変だが少しづつ頑張って飲んでくれる。
エンシュアとスポーツドリンクで450ｃｃほど摂っているので、37.5の熱があったが、入浴を済ませている。
さっぱりして、縟瘡も大分軽くなってきている。

●　2008年4月24日(木)
夜も熟睡出来て、寝起きも意識がシッカリしている。
椅子に座っても頭を項垂れるようなことはせず、常に毅然とした姿を見せてくれる。
九時半には看護師が来るので、ベッドを離れて待っている。

●　2008年4月25日(金)
体温は低過ぎるくらいだが静かな目覚めで、エンシュアを飲んだので、オムツと敷布などの介護用品を買いに行って来た。　利用していたトポスが廃業したので、不便になった。
夜、ヨーグルトを食べて喉に詰まらせてしまった。
プリンはダメになったが、ヨーグルトも危険になった。
痰が詰まるのでネプライザーで吸引している。

●　2008年4月26日
朝までゼイゼイは続いたが、苦しさはないようで目覚めも良く体温も36度ほどだ。
一日を通して穏やかに過ごせ、１０５０ccも飲めたが両眼とも全く見えていない。

●　2008年4月27日
静かに目覚めエンシュアを150cc飲んだ。一日では1000ccを飲んでいるので、痰が絡む以外は心配ないと思う。　ネプライザーがあるので助かっている。

●　2008年4月28日
夜中に咳き込むことはあるが発熱はなく、朝は静かに目覚めた。
往診でも特に異状はなく、目を開かないのは見えないからではなく瞼を持ち上げる力が衰えているためと教えられた。脈拍は速いが、心音も肺の音も綺麗だという。
クラリッドは昨日で終了して、様子を見ることになった。
眠っている時間が長いので水分の補給に苦労する。

●　2008年4月29日
今日も発熱はなく静かに目覚めてゆっくりと水分を摂って頑張っている。
午後 妹久子と姪が遊びに来てくれて元気な姿を見せてやれた。
長い連休中に具合の悪くなることのないように祈る。

●　2008年4月30日
喉がすっきりせずエンシュアを飲むのも大変だが、喉からではなく鼻から痰を吸引する方法を指導された。
入浴も出来て、痰が除去されるとポカリなどを飲めるようになるが、長続きしない。
ゼイゼイしながらの呼吸では疲れるだろうが、他に方法はなく、エンシュアとポカリで1000ｃｃもかなり厳しい日が続いている。

●　2008年5月1日
痰は絡むが昨夜は静かに眠れた。 鼻からの吸引で楽になっているようだ。
1100ｃｃを飲む事が出来て安定している。
連休を控えて心配の少ない状態が戻って来ていると思う。

●　2008年5月2日
夜も静かに眠れて呼吸も楽なようだ。
エンシュアとポカリとほうれん草スープなども飲めて、回復の素晴らしさを見せている。
相変わらず口を開くことは出来ないので、入院していれば駄目だったと思う。

●　2008年5月3日
原因不明で一晩中痰が絡んで居た。
夜になってもすっきり出来ず、息苦しい様子だ。
エンシュアとポカリは頑張って飲んでくれるが、連休は本当に気が重い。

●　2008年5月4日
終日痰が取れずに吸引を続けているが、1000ccくらいは頑張って飲んでいる。
夜も12時ころまで吸引をしながら起きているので、そうとう疲れているのだと思う。

●　2008年5月5日
一晩中呼吸も静かに眠れて朝も調子が良い。
エンシュアとポカリのほかに薩摩芋のスープを飲んでくれた。　かなり回復して、体力もついて来ているようだ。

●　2008年5月6日
調子が良くてエンシュアを寝起きに200cc飲めた。
今日は孫が介護をしてくれる。

●　2008年5月7日
順調なようだったが少しのことで喉に絡むと長時間取れなくなる。息苦しくはないようだが、痰を吐き出す力がないので吸引しかない。

●2008年5月8日
痰は絡むが今日は吉原さんの看護を受けてひと安心だ。　エンシュアとポカリの他にも食べさせたいものはあるが、危険なので薩摩芋を白湯で溶いて飲ませるくらいしか出来ない。

●　2008年5月9日
嚥下困難で痰が切れなくなることはあるが、吸引で良くなることもある。日中は絡んでいたが、夜寝る前に吸引したら、そのまま静かに呼吸ができるようになった。

●　2008年5月10日
昨夜に続き呼吸は静かでエンシュアを飲んでいる。
カボチャスープやお汁粉なども調子の良い時には飲んでもらっている。
まだ死にたくないよねえ？と訊いたら「うん」とハッキリ答えてくれた。　　凄いと思う。

●　2008年5月11日
今年も母の日を迎えられた。驚異の生命力である。
毎日1000cc以上を飲めているし、意識もしっかりしているから介護にも張り合いもある。

●　2008年5月12日
武田先生の往診を受けて、心臓も肺も異常なく順調だと判った。痰の絡みも少なくなったので、今日はキャラメルを舐めて貰った。

●　2008年5月13日
台風接近で冷たい雨が降っている。
意識はしっかりしているが、相変わらず嚥下困難で200ccに30分は掛かってしまう。
今日も1100ｃｃを飲んでもらった。

●　2008年5月14日
今日も寒くて雨が降っている。久しぶりに38度の熱が出て、入浴は中止した。
発熱の度に体力を失うので心配は絶えないが、母は苦しそうな様子は見せない。

●　2008年5月17日
昨日も熱が出たが軽く入浴して感染症を防ごうとしている。　衰弱しているはずだが、辛そうな顔は見せない。
簡単に落ち込み傷つき負けてしまいそうになる自分の姿と重ね合わせて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

●　2008年5月19日
昨日はテレビが壊れた。一昨年は犬が身代わりに亡くなったが、今年はテレビが身代わりになったと思ってる。
呼びかけにも反応が薄くなってしまったし、好きなものだと口を開けてくれていたのに、吸い飲みでスプーン半分ほどの量しか含めなくなってしまった。
ケアマネと訪問介護、訪問看護、医療品の担当者が来て在宅介護の方針について話し合った。

●　2008年5月20日
大雨と強風でシャッターもガタガタしているので、台風が来て外は凄いよと言ったら、「あら、そーお？��ぢとハッキリした声で答えてくれた。
殆ど眠っているような状態なのに、肝心なところは理解している。

●　2008年5月23日
大きな変化はなく安定して過ごしている。
嚥下困難で窒息するのが怖いが、少しづつでも栄養剤を飲んでくれて、水分補給も出来ているから、縟瘡も良くなって、驚くほどの回復ぶりだ。

●　2008年5月28日
レントゲンを撮り、血液検査をするために病院で長時間待たされてしまったが、それにも耐える力がある。

●　2008年6月3日
梅雨入りして台風も来て、天候は悪いが母は食欲もあり元気にしている。
目を開くことはないが食事では車椅子に座ることも出来て意識もしっかりしている。

●　2008年6月11日
15日間のメデイカルステイを終えて元気に帰宅した。
意思もはっきりしていて、少しも衰えを見せていない。
3月27日以前の体力は無いが、意識に変化はないと思う。

●　2008年6月12日
入所前は飲み物しか駄目だったが、ポカリ２００ｃｃを20分で飲んだ後、カボチャのミキサー食をスプーンで食べた。

●　2008年6月23日
昨日は一日痰が絡んで苦しんでしまったが、明け方には静かに呼吸できるようになった。
栄養状態は良いのだが、誤嚥が起き易く痰が絡むことが多くなっている。
風邪を引かせないようにしなければならない。

●　2008年7月１日
食欲があるので体力が戻ったのだろうか、今朝は歌に応えて調子を取ってくれた。
大好きなナダマンのプリンで元気になれるのだろうか。

●　2008年7月6日
弟は63で亡くなり、一昨日妹が88年の幕を閉じた。
95歳を迎える母の身体は衰弱しているが、気力は凄いものがある。
何度も死線を越えて来たから、多分精神力で生きていると思う。嚥下困難ながら、今は汁粉も飲めるようになり美味しいものには大きく口を開けてくれる。
家族のために生きてくれているということに感謝しなければならない。

●　2008年7月10日
母の末妹を誘って食事とドライブをして来た。
死んでしまったり痴呆になってからでは意味がないので
元気なうちに楽しい時を過ごさせたいと願っている。
残念ながら久子叔母には逢えなかったが、意外な人がアルツハイマーになってしまったので、今を大事にしなければという思いが募る。
今日の日を明日にすることは出来ない。今日は今日を一生懸命に生きる！　母が教えてくれた人生だ。

●　2008年7月11日
久子叔母が来てくれたが 元気そうで安心した。
母が真剣に生きている姿を見てもらった。
昨日、巳代子に逢えなかったのは残念だったが、毎日を大事に生きようと励まし合った。

●　2008年7月15日
満95歳の誕生日を迎えることが出来た。
誤嚥で痰が詰まることはあるが、発熱もなく穏やかな毎日を過ごせている。
夜は家族そろって健康に感謝して盛り上がった。
娘からも祝福の電話を貰って、この平穏が一日も長く続く様に願った。

●　2008年7月22日
往診の先生が血中酸素も心音も肺の音も良い状態だと褒めてくれた。
暑いから除湿機は欠かせないが、良く汗をかくので水分も多めに摂っている。

●　2008年7月25日
歌を歌っても反応はないが、聞こえているし喜んでいるように見える。
３８度にも負けず、水分を摂ってくれるので、元気でいられるのだろう。

●　2008年7月31日
暑くて湿度が高い毎日だが、水分補給が充分なので元気に過ごせている。
これから一か月　猛暑との闘いだが頑張ってくれると思う。

●　2008年8月1日
三月末からは一喜一憂の日が続いたが、今日も元気に目覚めて水分補給に頑張っている。
採血の時には動かないので一度で採血成功した。血中酸素も９５％、心音も肺も綺麗な音で、順調だと言われた。
夜、３８度を超える熱が出たけれど、直ぐに下がっている。回復力がとにかく凄い。

●　2008年8月12日
窪倉先生の往診で心臓も肺も健康で血液検査の結果にも異状がないことがわかった。
汁粉やカボチャ、薩摩芋などのスープを飲んでいるので栄養剤は半分にしてもらった。

●　2008年8月14日
訪問看護師から水分が不足していると指摘された。
1000ｃｃ以上は与えて居るが��ぢ汗で出てしまうようだ���錫鮠 嚥下困難で簡単には飲み込めないから1000ｃｃも大変だが��ぢ更に頑張って飲んでもらうことになる。

●　2008年8月16日
暑くて大変だけれど��ぢ元気に生きてます。
久し振りに目を開けてます���錫鮠 瞼を上げるのも疲れるようです。
昭和の懐メロを聞きながら��ぢ右足が動いたようです。

●　2008年8月23日
今日も元気にジューサー食を摂っている。
急激に気温が下がって過ごしやすくなって居るが、変化について行けるか心配になる。
栄養は摂らせたいが、糖分が多いのは良くないので��ぢ汁粉は控えている。
薩摩芋や南瓜のスープが好きなので助かる���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年8月26日
母がやすらぎの医師と看護師に診察してもらった。
午後から己代子叔母の誕生を祝いに行って来た。
帰りに玩具問屋を回り仕入れをして来た。
皆の手助けで短い時間でも自由に動けて��ぢ有益な日を送れる。
老老介護などと言われるが��ぢ認認介護も多いと言う。
体の健康と心の健康を大事にして生きる。

●　2008年8月29日
天気予報は終日の雨だったが��ぢ母が帰宅の日なので太陽が出て迎えられた。
持参した栄養剤を使わずに��ぢジューサー食を経口で食べさせてくれた。

●　2008年9月16日
元気に敬老を迎えられて��ぢ範代も誕生日を迎えたので��ぢ母の妹二人を招待して��ぢみんなの健康を祝った。
妹たちの前で寝て居るが��ぢ朝は椅子に座ってしっかりした姿を見せている。
発熱も少なく��ぢ食欲があり��ぢ返事は少ないが全部聞いていて理解している。

●　2008年9月18日
朝方��ぢ訪問看護の時に38.5の発熱があり��ぢ東先生の往診で尿毒症を疑われクラリッドを処方された。
エンシュアリキッド、ムコソルバン、クラリッドが必要な身体になって居る���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年9月19日
メデイカルクリニックでレントゲン��ぢ採血などの検査と治療を受ける。

●　2008年10月2日
心配した天気は急変して好天となり��ぢメデイカルクリニックを無事終了して元気に帰宅出来た。
病院でも大切に扱われていたと同室の患者が教えてくれて��ぢ更に4月2日に往診してくれた医師が介護日記を読んでくれたと知り感激している。
今日の搬送車運転手も良い人に恵まれた。
自分たちも努力はして居るが、母を取り巻く人たちの優しい心が嬉しい。
帰宅して直ぐに２００ｃｃを飲み��ぢ椅子に座って過ごしている。

● 2008年10月5日
色々と返事をしてくれるが��ぢ良く食べられることが元気の元になって居る��ぢまだ��ぢ声を発する事が出来るので、苦痛はなく生きる意欲に満ちて居ることが察しられる。
歌を歌っても拍子を取れなくなって居るが、喜んで居る様子は判る。

●　2008年10月11日
楽しみだった江ヶ崎公園の散歩を雨で諦めてしまった。
春のお花見は急の発熱で行けなかったから��ぢ今回は張り切っていたが雨には勝てない。
髪の毛もセットしてお洒落をしていただけに午後から太陽が出たのは悔しかったが、次回を楽しみにしよう。
朝からイワシ缶詰などで十分な食事を摂って��ぢオヤツには西瓜！
このところ咽ることも無く��ぢ調子がよい。

●　2008年10月１2日
昨日の雨は何だったんだ！悔しすぎる程の晴天の朝�ゥ今日だったら行けたのに�ゥ・
肌寒いが元気に目覚め食事も進む。

●　2008年10月14日
往診があり血中酸素も呼吸音も良く安定していると言われた。　抗生剤クラリッドは止めて痰きり剤ムコソルバンとアズノールだけになった。

●　2008年10月19日
一昨日からは目を開かないし話し掛けにも応えてくれなくなった。
食欲はあるし痰も詰まらずに呼吸も静かだが��ぢ見えない��ぢ聞えないの状態のようだ���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年10月20日
久し振りに少しだけ返事をしてくれた。
寝て居る状態では目を開くが��ぢ座ると目を閉じてしまう。
重力で瞼が下がってしまうのだろうか�ゥ・
本当に良く頑張ってくれている���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年10月23日
穏やかな日が続いていたが昨夜から痰が詰り今朝は38.4度の熱を出してしまった。訪問看護師の手当てを受けて解熱剤カロナールを飲んで休んで日中は平温に戻ったが��ぢ夜��ぢ再び38.5度の熱を出してしまった。
尿の色が悪くて尿路感染を言われて居るが��ぢ処方された抗生剤が切れてしまった。

●　2008年10月25日
信じられない奇跡が起きている。高熱を出して反応も無かったのに、実に久し振りの笑顔を見せて��ぢよく返事をしてくれる。
まさか知恵熱だったなどとは�ゥ��錫鮠 鹿�鹿肬銓昭�昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�錫鮠 ●　2008年10月28日
往診があって丁寧に診察受けたが特に異常なし。
尿の色が濃くて尿路感染があるのでクラビットを三日分だけ貰った。
熱も出ないし食欲もあるので��ぢエンシュアは減らしている。

●　2008年10月29日
訪問入浴の日だが37.5分の熱があるので迷いながらも尿毒症防止の為にも入浴を決断した。
衰弱は見られないが��ぢ痰の絡みと発熱は付き纏う。

●　2008年10月31日
痰がつまり発熱も有って連休が憂鬱だ。

●　2008年11月１日
往診を頼み点滴をしながら��ぢ抗生剤で凌いでいる。

●　2008年11月3日
連日痰の吸引でも取りきれず症状は悪く��ぢ血圧も下がり脈も弱くなってしまった。血中酸素も９２％と低下している���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年11月4日
痰が取れずに苦しいように見えるが��ぢ熱を出す元気があり��ぢ白血球を増やす能力もあるので��ぢ逆に生命力があると言うことらしい。水分を摂って血流を良くする事が必要だ。今日は血圧も１２０まで上がり血中酸素は９０％だが熱も37度程度に落ちている。
塩田先生が診に来てくれてセフゾン、カロナール��ぢムコソルバンを処方してくれた。心強い言葉を頂けて一安心だ。
血液検査の結果は良くないが��ぢクラリッドからセフゾンに替えて��ぢ抗生剤が効いてくれるかも知れない。
今回も危険な状態を乗越えてくれると思うが、先生も凄いＤＮＡを持って居ると褒めてくれた。そして��ぢ良いＤＮＡは息子にも伝わっていると教えてくれた。

●　2008年11月5日
呼び掛けにも良く応えてくれて穏やかな表情を見せている。明け方には呼吸も楽になって居る���錫鮠 碍�度の熱が有るので訪問入浴の看護師は中止を勧めたが、尿毒症が怖いから強行してもらって清潔になったので良かったと思う。
午後、ケアマネが来て介護保険の更新手続きを行う。
５より上は無いのだし��ぢ良くなる可能性は０％なのに、毎年更新手続きで事務手続きに費用を掛ける無駄を何とか出来ないかと思う。
介護士を緊急に辞退したら、前もって解約を申し込まなければ困ると言われた。重篤の病人に予約など出来る筈もないので苦情を伝えた。

●　2008年11月7日
心配は絶えないが、まだまだ頑張っている。
家族が頑張らなければ��ぢ助け舟は呼べない。

●　2008年11月10日
喘鳴は止まらないが��ぢ食事も取れるし熱は出なかった。
訪問介護士の助けで��ぢ随分助かって居るが洗濯物も乾き難い季節で負担は大きくなってくる。

●　2008年11月11日
昨夜は38度の熱と痰の詰まりで心配したが、苦痛を全く訴えないので可哀想になる。
今日はインフルエンザの予防接種を予定していたが��ぢ往診時に37.5度の熱が有って中止になってしまった。
脈拍89�$血圧は上が80で下は測定不能だった。
血中酸素も93で食欲も減っていて��ぢ大変な時期に入ってしまったように感じる。

●　2008年11月12日
昨夜も39度の熱と痰の絡みで心配したがカロナールで抑えた。　苦しむ様子は見られないが血流が悪いから頭は熱いが足は冷たいままだ���錫鮠 脈も弱くて生きて居るのが不思議に見えるが、呼び掛けには微かに応えてくれる。
今朝は��ぢようやく穏やかな顔になって気持ち良さそうに眠っている。
午後からは訪問入浴で��ぢ熱もないので頭も洗ってもらいサッパリ出来た。

●　2008年11月13日
峠を越したように見える。今日は初めから診てくれた訪問看護師の吉原さんが移動のため最終日だ。
初めからの状態を知っていてくれる人と別れるのは辛い。ただ��ぢ病院に戻ると言うので��ぢ良かったと思う���鹿�鹿肬銓昭�昭��腫��跂就跚鈬�繪艾��旭ア昭眈惹闔�皷�就帰�闌闥就０旭案蕩昭�●　2008年11月15日
痰も切れて熱も下がって��ぢご機嫌で窓の外を眺めている���錫鮠 今日は特別に武田先生の往診を受けたが��ぢ血中酸素９４％��ぢ血圧116-65�$体温も36.5度で驚くべき回復振りだ���錫鮠 縟創も軽くなったのでアズノールも減らしてもらった���錫鮠 水分1000ccを目標にするよう指示を受けた。
昨日も今日も暖かくて過ごしやすい。

●　2008年11月20日
飲めなくなって居るので600ｃｃが厳しい。
訪問看護師が丁寧に診てくれているが38度の熱もあり、シャーベットでも水分補給が大切だ。
熱は上下するが粥を飲んでもらった。

●　2008年11月21日
39度の熱が下がらず往診を受けた。血中酸素も８８％まで落ちていて良くないが��ぢカロナールを飲んで眠っている。またまた連休を控えてのことで��ぢ心配だ。
午前中��ぢ区役所から介護保険の調査員が来て��ぢひと悶着起こしてしまった��ぢ五段階の最終なのに回復の可能性ゼロの患者にも毎年多くの費用をかけて更新をする。
入ってくるなり名前も告げずに高熱で寝て居る母の実態調査に入ろうとするから��ぢ先ず名乗ってから感染を恐れる病人に接するべきだと苦情を言った。
現場の医師も看護師も介護士も��ぢみんなが良くしてくれているのに役所の冷たさは我慢できなかった。

●　2008年11月22日
外は寒いが窓からの日光を浴びて�竿抃洌を貰える。
恵まれた環境で今日も頑張ってます。

●　2008年11月23日
連休だけれど高熱は出ないで痰のつまりが気になるだけだ。けれども��ぢ震顫が見られなくなって飲み込みは出来なくなって居る。500ｃｃを飲ませたいが300ｃｃがやっとだった。

●　2008年11月24日
震顫は止ったが飲み込みが出来ず��ぢ口に入れた水分でガラガラと嗽の様になってしまう。ネプライザーで吸引すると収まるが、50ｃｃ飲んでは吸引しての繰り返しで夜もゼイゼイと鳴り呼吸は早鐘を打つようだ��ぢ心臓が丈夫だとは言え、たぶん苦しいのだろうと思う。

●　2008年11月25日
朝から飲み込みが悪くて300ccが厳しくなって居る。
呼吸が乱れても問いかけに応じて��ぢ苦しいか？との問いに初めて辛さを訴えた。震顫と言われた唇の動きが止って口を開いたままで居る。
往診があるので少しは様子が判るかも知れない。
どんな介護も受け付けられないほど、体力は限界に近付いている。

●　2008年11月25日午前十時丁度
朝は機嫌よく目覚めて範代に抱かれてセフゾンも飲みかけたが、笑顔を見せたあと��ぢ静かに息を引き取った。
直ぐに森泉看護師が来て��ぢ窪倉医師も駆け足で駆けつけてくれたが、見事な大往生だった���錫鮠 　看護師も医師も介護士も��ぢ皆が最善を尽くして面倒を見てくれた。在宅介護の喜びを楽しみを感じられたのは、家族だけでは出来ない。心ある援護があって可能だった。
頑張った母に対して��ぢ悲しい筈は無いのに��ぢ涙だけは出てしまった。
　夕方、吉原さんが弔問に来てくれた。思い掛けない事だったので本気で看護してくれた人柄に感激した。
夜になって寒くて暗い中を妹の久子叔母も顔を見にくれた。娘と暮らして居るので行動出来て幸せな存在だが��ぢ多くの妹たちも既に久子叔母だけが動ける人になってしまった。
夜は次男と三男も来て三人で生前の母の話をして賑わった。素晴らしいＤＮＡを受け継いだのだから頑張らなければいけないと決意した。

●　2008年11月26日
公民子��ぢ久恵姉妹が来てくれて、写真を撮りたいと言ってくれた。それほどまで慕ってくれたと思うと嬉しかった。
孫夫婦が二人のひ孫を連れて来て��ぢミサンゴを編んで母の足に巻き��ぢ毛糸のネズミを作って棺に入れた。
長女夫婦も来て��ぢ次男三男の嫁たちも来て、末孫も来て、賑やかな通夜ができた。
次男と三男に母の見守りを頼んで久し振りに一人で熟睡した。

●　2008年11月27日
朝九時には食事を済ませて納棺準備をした。お気に入りの着物と花を飾って最後のお別れをした。
小雨降る中10時45分出棺し��ぢ父母が新世帯を持った場所に近い久保山斎場へ向かった。
７番に入れられ火葬の間は昼食をしながら母を偲び、一時間後に骨上げしたが、95歳の割には形が残り��ぢ確りした骨格だったと褒められた。
横浜霊園に着くと石屋がカロートを明けて待っていたので中を確認後��ぢ水没状態だった父の遺骨と母の遺骨を中に散骨した���錫鮠 卸年間父は骨壷に閉じ込められていたが��ぢ今日��ぢ母と一緒に広い空間に開放された。
納骨が済んで菓子でも食べようかと言う時に急に大粒の雨で慌てて帰ることになったが��ぢ寒い中で風邪を引かぬよう早く帰れとの母の心遣いだと思った。
3時半頃帰宅して、大きな歴史が終わった事を思いながら談笑して4時半にはそれぞれ自宅へ帰って行った。